第4回アコーディオン合宿レポート!
- Naoko Araki
- 10月31日
- 読了時間: 5分
この時期恒例となった風のうたのアコーディオン合宿。年々参加者が増え、教室の外から参加するアコーディオン仲間も増え、楽器を弾かないけれど参加したいとやってくる一般参加の方も多くなり、今年も楽しい3日間を過ごすことができました! 毎年、それぞれが得意分野で力を発揮し、いろんなアイデアを実現させながらパワーアップしています。今年も、参加者の皆さんのおかげでいい時間が持てたことを、心より感謝しています。
今回、東京から初参加された「アコ仲間」の佐藤将さんに、私たちの合宿がどう映ったのか、レポートを書いていただきました。楽しかった合宿の思い出、丁寧にまとめてくださってありがとうございます!
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音楽教室 風のうた第4回アコーディオン合宿
2025年10月3日(金)~10月5日(日)
蔵の宿 菱風荘(新潟県新潟市福島潟)
心に残る、充実の時間 風のうたアコーディオン合宿に参加して
「風のうたの合宿は、とてもいいよ」
そんな噂が東京で流れていたので、いつか参加したいと思っていました。今回その噂は本当だったと実感。アコーディオン演奏の上達につながる学びが多く、また、楽しく充実した時間を過ごすことができました。
【豊かな自然に囲まれた合宿先】


合宿会場の「蔵の宿 菱風荘」は、美しい自然があふれる新潟市・福島潟にあります。東京で建物に囲まれて暮らしている自分にとっては、このような素敵な場所で、緑を見ながら過ごせるだけでも幸せな気分です。
【実践的で丁寧な個人レッスン】

初日に荒木先生の個人レッスンを受けました(教室外からの参加者は荒木先生、風のうたの生徒は東京から招かれた大田先生のレッスンを受けられます)。
自分は長年弾いている曲のアレンジや弾き方を工夫し、より良い演奏をしたいと思っていたので、その指導をお願いしました。楽譜とレッスンカルテ(演奏の課題や悩みを記載)を事前に提出。
先生はそれに基づき、原曲はもちろん、自分のYouTube演奏まで研究してくれていたので、丁寧で実践的なアドバイスを受けることができました。1時間のレッスンですが、準備に費やしていただいた時間のおかげで、思っていた何倍も濃密な内容でした。しっかり自分のものにして、今後の演奏に生かしたいです。

【厳しいからこそ弾けるようになる合奏練習】
「教室生とアコ仲間、みんなで合奏を仕上げる」
これが合宿のひとつの目的です。合奏練習は荒木先生の指導の下、合宿中に2回行われ、最後に日本アコーディオン協会の動画投稿イベント「インターネットわくわく広場」応募用の録画をしました。
合奏曲は「メモリー(ミュージカル『CATS』より)」。切なく透明感のあるメロディが感動的な名曲です。

自分はちゃんと練習をしていかなかったので(ごめんなさい!)、ついていくのが大変でした。ですが、集中してレッスンに臨み、空き時間にも自主練に励んだことで、初日には到底無理だと思っていたものがなんとか形になりました(すごい!)。レッスンは厳しかったけれど、だからこそ自主練にも真剣に取り組めたし、これが上達への道なのだと思いました。合奏練習の中で、指使いや音の取り方など、今後に役立つ技術もたくさん学べました。
「インターネットわくわく広場」への投稿は、プロ奏者の推薦を経て選抜されると、東京で開催される「Xmasフェスタ」で演奏することができます。
そこでみんなと再会できたら最高だなあ。
【心に残る、楽しい企画が盛りだくさん】

「風のうた」合宿の最大の魅力は、レッスンの合間やレッスン後のイベントが盛りだくさんなことです。仲間との楽しい食事、親交が深まるクイズやゲーム、ディープな夜の部、成果発表会。楽器を弾かない人や、お子さんたちも参加しているから、たくさんの出会い・交流があります。部活動などでこういった時間を過ごしたことがなかった自分にとっては、体験できなかった青春を取り戻している気分でした。
荒木先生もおっしゃっていましたが、この合宿が素晴らしい理由は、参加者が、客としてではなく、自分たちで運営していることにあると思います。全員が自分の役割の中で合宿を楽しくしようと考えて行動する。だからこそ、楽しさが無限に、自由に広がっていくのだと思います。





【また参加したいと思える素敵な合宿】

合宿の最後に「メモリー」を弾きました。
弾きながら合宿中の様々な場面が心に浮かんできて、「とても貴重な体験だったな」と考えていたら、思わず涙が出そうになりました。この演奏が、このままずっと終わらなければいいのに、と思いました。
合宿から1か月。
今もふとした瞬間に、「メモリー」のメロディを口ずさんでいる自分がいます。それに気づく度、合宿仲間の笑顔と福島潟の自然を思い出し、幸せな気持ちになります。
楽しくてためになる時間を過ごすことができ、心から参加して良かったと思っています。次回の開催を楽しみにしています。
執筆:佐藤将(2025年10月31日)


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